🤔「介護現場にLIFE(科学的介護情報システム)の導入?これは介護業界変化の時期かな?」
2021年の介護報酬改定では、科学的介護の推進や効率化が前面に出され
介護業界の大きな変化の流れを感じます。
🤔「デジタル化しなければいけない時代が来たかな?」
と感じる方も多いでしょう。
デジタル化をする方法として
このような例を想像する方が多いのではないでしょうか?
- 介護記録ソフトの導入
- デジタルインカム導入
- コミュニケーション支援システム
これらの様なICT(情報技術)の活用を
厚労省も、業務改善の手引きの中で
テクノロジーの活用
つまりICT活用をうたっていますね。 厚労省の出している業務改善の手引きの考え方について↓
しかし
例のようなICTを導入するには、機器やシステムを整備するため費用がかかります。
莫大な費用をかけてICTを導入してもうまく使いこなせない!😣
という状況もあり得るでしょう。
そもそも
なんのためにICT化するのか?
ICT機器を導入する必要性があるのか?
考える必要があります!
きっと、導入する前にできることが多々あるのではないでしょうか。
ICT化の前にできる業務改善方法 1.介護ソフトの代わり
介護記録ソフトの導入の代わりに
できる業務改善は
- 何度も同じ記録を書かない
- 利用者の記録は一箇所にまとめる
- SNSの活用
これだけでかなり違います。
介護記録ソフトでできることは
- デジタル入力
- 情報管理
- 情報共有
が主です。(帳簿出力などもありますが…)
そう考えると代案が出てきます。
まず、デジタル入力に関しては手書きと速度の差が出てしまうのは仕方ないとして
情報管理の効率化の本質は
探さなくてもすぐに情報が分かる
ということです!
であれば、介護現場では
探す時間を無くすように利用者の情報はカルテに全て集める
という事をすれば良いのです。
情報があちこちに分散していると、探す時間が多くなり効率低下を引き起こします。
😭「利用者情報をカルテに書いて…共有ノートに書いて…日誌に書いて…」
😡「何回同じことを書くんじゃ!」
なんて状況の事業所もあるんじゃないでしょうか?
情報はカルテにまとめるために
共有ノートに利用者情報を書く場合は→カルテ参照 とだけ記載
ほとんど同じようなことを書く日誌であればエクセルを使ってコピペ
このような効率化をすることの効果は大いにあるはずです。
次に、情報共有の効率化の本質は
共有速度の向上
です。
であれば、介護現場では
情報共有のためのマニュアルの整備やSNSの活用
ということである程度対応できます。
介護ソフトを導入したとして、情報を得るときには
画面を見る必要があります。
であれば
SNSを活用して重要な情報を共有することをしても大幅には変わりません。
(記録記載→そのまま情報共有 という訳にはいきませんが)
ICT化の前にできる業務改善方法 2.デジタルインカムの代わり
デジタルインカムの導入の代わりに
できる業務改善方法は
- SNSの活用
- センサー音の変化
です。
デジタルインカム導入のメリットも
すぐに情報共有できること
です。
人を探す時間を減らすことができるのが最大の利点ですね。
よく介護事業所で見る光景に
🙋♂️「〜さーん!!どこにいるー!!!」
というのがありますよね。
人を探すのであれば
LINE使って、それぞれに直接通話かければ良いし
早急に連絡を取る必要がなければ、LINEの文面で送れば良い
のではないでしょうか?
インカムとスマホでは連絡するための時間差はそこまで大きくないでしょう。
(インカムでは 1対多数 という使い方ができるメリットがあるようです)
他に、よく見る光景としては
🙋♂️「センサー鳴ってる!!どこ鳴ってる!!?」
というものです。
部屋数が多く、広い施設ではそうなりがちだと思います。
それに対し
センサー音をバラけさせる
という対応が効果あるのではないでしょうか?
エリアやリスクごとにセンサー音を変化させ
音に気づいた時点で向かう方向が決定できる
どいう面では
インカムでの情報共有より感知する速度は早いかもしれません。
ICT化の前にできる業務改善方法 3.コミュニケーション支援システムの代わり
コミュニケーション支援システム導入の代わりに
できる業務改善は
SNSの活用
です。
(全ての項目にSNSの活用が入ってしまいましたが)
コミュニケーション支援システム導入のメリットは
いつでもどこでも職員間で情報共有できること
です。
LINEで出来ます。
もし、LINEがプライベート感があって気が引ける
などがあれば
slackやチャットワーク
を活用するのも良いのではないでしょうか。
まとめ
ICT機器の導入をする前に業務改善できることは
- 記録方法の工夫
- SNSの活用
- センサーの適切な利用
です。
SNSはICT(情報技術)そのものです。無料で使用できるものも多々あります。
利用しない手はないでしょう。
情報共有の即時性や移動のムダを省いて効率が劇的に良くなるのは
訪問系サービスではないでしょうか。
通所や入所サービスであれば
この記事の改善方法を試し
本当にICT機器を導入する必要があるのか?
考え直してみても良いかもしれません。
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