😢「社員が主体的に動いてくれない…」
そんな管理者の悩みをよく聞きますが
そもそも
職員が主体的に動く人材の割合はどの程度なんでしょうか?
マズローの欲求5段階説と内閣府世論調査から解説します。
主体的に動くための環境と欲求段階
評価制度や教育システムが充実していない環境であれば
自己実現の欲求以上
評価制度や教育システムが充実している環境であれば
承認の欲求以上
となります。
自己実現の欲求段階 の人の割合
「図 参考:www.ac-illust.com イラストAC」
自己実現の欲求段階とは
自分の持つ能力や可能性を最大限発揮し、具現化して自分がなりえるものにならなければならないという欲求。
とされています。
文面を見れば、まさしく
主体的
でしょう。
このように
自らの持つ力や可能性を発揮したい。認められることよりも自分自身の探究心や創造性に重点が置かれ、自分の理想を実現するために動く。
このような人材が、まさしく
主体的な職員です。
ちなみに
内閣府の世論調査によると
2019年調査 働く目的は何か? 「お金を得るために働く」56.4% 「社会の一員として、務めを果たすために働く」14.5% 「自分の才能や能力を発揮するために働く」7.9% 「生きがいをみつけるために働く」17.0%
2014年調査 働く目的は何か? 「お金を得るために働く」51.0% 「社会の一員として、務めを果たすために働く」14.7% 「自分の才能や能力を発揮するために働く」8.8% 「生きがいをみつけるために働く」21.3%
「出典:世論調査 内閣府」
自分の才能を発揮したり、生きがいを見つけるために働くなどの
自己実現の欲求を持って働く人は低下傾向にあることが分かります。
教育制度や評価システムの充実していない環境では
承認欲求を満たすことが不十分になります。
何故ならば、その人の努力に対する評価を適切に行えないからです。
どんなに頑張っても評価されず。上司から認められるという実感がない。
そんな状況でも、自己実現のために頑張れる人
それが、自己実現の欲求段階にある主体性のある職員です。
その割合は、世論調査から見て25%以下でしょう。
承認の欲求段階 の人の割合
「図 参考:www.ac-illust.com イラストAC」
承認の欲求段階とは
自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求。
とされています。
承認の欲求段階の人は、主体的と言えるでしょうか?
尊重されるのであれば、主体的に動く職員
それが承認の欲求段階の人です。
つまり
努力等に応じて、尊重される・評価される環境であれば
主体的になる職員
です。
2019年調査 働く目的は何か?
「お金を得るために働く」56.4%
「社会の一員として、務めを果たすために働く」14.5%
「自分の才能や能力を発揮するために働く」7.9%
「生きがいをみつけるために働く」17.0%
2014年調査 働く目的は何か?
「お金を得るために働く」51.0%
「社会の一員として、務めを果たすために働く」14.7%
「自分の才能や能力を発揮するために働く」8.8%
「生きがいをみつけるために働く」21.3%
「出典:世論調査 内閣府」
社会の一員として、務めを果たすために働くといった
承認の欲求を持って働く人は低下傾向にはあります。
しかし、承認の欲求段階の層を
主体的な職員
にするかどうかは、マネジメントにかかっています。
教育制度や評価システムによって、承認の欲求を満たす環境を作り上げられれば
承認欲求段階の人15% + 自己実現欲求段階の人25%で
約40%の人が主体的になる可能性がある
と考えて良いのではないでしょうか。
(一番多い層は、間違いなく給料を求めていますが…)
まとめ
そもそも
主体的に動こうと思っている層は少ない
ということが分かります。
25%以下の希少な「主体的に動く人材」に期待するのではなく
適切なマネジメントを行なって
40%を「主体的に動く人材」に引き上げる環境を作り上げる
ことに努力することがマネジメントを行う層には求められます。
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