p513〜p526
ケアマネオンライン研修時、「読み込んでください」と言われる実務研修テキストの内容の
箇条書きで超訳します。(箇条書きになっていない部分を)
要約ではなく、超訳です。全ての文を箇条書きに変更しているため、文章に個人的解釈が含まれ、表現変更部分があります。
第3節 開催準備及び会議の進行
Ⅰ.サービス担当者会議開催の実際
(1)サービス担当者会議開催に関わるケアマネの役割
割愛
(2)サービス担当者会議の準備における留意点
- 経験の浅いケアマネはサービス担当者会議に苦手意識を持ちやすい
- 苦手意識や不安感は事前準備を行うことで軽減される
ⅰ.情報提供の同意
- 利用者・家族の情報を会議等で提供する際には、利用者・家族の同意を得る
- 利用者・家族によっては、情報提供をする内容の確認を事前にすることが必要
- 個人情報保護の意識が大切
ⅱ.会議の目的を明確にする
- 会議の場を有効にするには会議開催目的を事前に明確に伝達することが重要
- 目的が明確だと各自事前準備ができ、協議が活発になる
ⅲ.開催日・場所・時間を設定する
- 第一は利用者の状態から会議の目的に沿って開催日を設定すること
- 会議目的から参加してほしい関係者等を勘定する
- 人数によって参加場所を、予定によって時間を適切に設定する必要がある
ⅳ.開催案内をする
- 開催案内はFAXやメール等、記録で残る方法で案内することが重要
- 日程調整のためにケアチームメンバーの事業所を訪れ、基本情報を持参するのも方法の一つ
ⅴ.参加者が十分が確認する
- インフォーマルサポートのメンバーへの連絡も重要
- 居宅サービス計画に位置づけられたインフォーマルサポートメンバー関係者は必要参加者
ⅵ.所要時間の告知
- 所要時間を伝えておくと参加者は調整がしやすくなる
- 所要時間は守ることは信頼の構築に関わる
ⅶ.当日の準備
- サービス担当者会議の目的に沿った資料を人数分用意する
- 会場の確認や事前の電話連絡を必要に応じて行う
(3)サービス担当者会議の進め方における留意点
ⅰ.関係者全員が参加できる工夫
- 参加者全員が発言できることが大切
- 全体でスムーズに発言できるように進めつつ時間管理をすることが大切
- ケアマネが会議の目的を常に意識することが大切
- サービス担当者会議での発言は、参加したという意識を生み出し、良いチームを作る
ⅱ.明確な説明
- ケアマネは利用者の基本情報と居宅サービス原案を出席予定者に送付した方が良い
- 会議当日には可能な限り個別サービス計画につながる意見交換ができるようにする
- 事前に要点をまとめ、スムーズな進行を行うようにする
ⅲ.予定時間内に終了できる時間管理
- ケアマネは会議のゴールと展開をイメージしておくのが良い
- 時間配分を大まかにでも決めておく
- 進め方や時間配分は参加者に伝え、協力して時間管理をする
ⅳ.会議のキーマンの発言のタイミング
- 全員に参加発言してもらう事項と、会議の最大目的である協議事項がある
- 決定を左右するキーマンとなる人の発言タイミングを決めておくと協議が円滑に進む
(4)サービス担当者会議の具体的な進め方
ⅰ.開会の挨拶と参加者の紹介
- 会議の開催と終了の挨拶は重要
- 会議開始時には、各自自己紹介をし、役割と立場を明確にして情報を共有することが大切
ⅱ.今回の会議の目的
- 開催の目的を明確にする
- 目的が明確であることによって適切な意見が出る
ⅲ.利用者・家族の意向と総合的な援助の方針
- 居宅サービス計画原案を改めて言葉で共有する
- 居宅サービス計画原案について意見交換をすることにより、理解と方針が明確になっていく
ⅳ.課題分析、生活上の課題の説明と確認
- ケアマネは課題分析を分かりやすく説明する
- 時間配分の調整によって、要約する部分しない部分を決める
ⅴ.各専門職からの専門的見地と意見交換
- ⅳと並行的な説明・協議となる部分
- 見地とは、観察や判断を行う際の立場、観点のこと
- 目的によって専門職からの専門的見地を述べてもらうタイミングがある
- ケアマネのアセスメントを土台とし、専門的見地と意見交換をする
ⅵ.居宅サービス計画原案修正と利用者・家族の同意確認
- 協議によって居宅サービス計画は修正や追加が施される
- 会場の場ですむものは、修正しその場で説明の上、利用者・家族の同意をもらう
- 言語化をして情報をしっかりと共有することが重要
- 最終的に修正部分を整理して、サービス担当者会議の場で確認し同意を得る
- 大幅な変更がある場合は、同意を得た上で後日、修正した内容を利用者・家族に同意を得る
- 利用者・家族の気持ちが表現できるようにケアマネは心がける
ⅶ.各サービス提供事業所の担当スタッフの役割確認
- ⅴの協議の中で、それぞれの立場から意見交換がなされる
- ⅵの際に再度役割を確認する
- それぞれが自分の役割を明確にすることが重要
ⅷ.残された課題の確認
- 各議題について話し合われたことをまとめ、参加者全員に最終確認する
- 新しい課題等が出てきた場合には残された課題として確認する
- 次回サービス担当者会議までの課題への取り組み意識は、居宅サービス計画の継続性につながる
ⅸ次回開催の確認
- 次回の開催時期を確認する
- 次回開催の目的を残された課題と関連させ明確にする
- 次回開催の決定は、意識づけとなる
ⅹ.閉会の挨拶
- 集まってもらったことへの謝意を述べる
- 協議の充実度はその後の関係性に影響を及ぼす
(5)サービス担当者会議後における留意点
ⅰ.資料を回収する
- 個人情報に十分配慮する
- 後日、同意が得られた居宅サービス計画書を配布するため、会議で使用した資料は回収する
ⅱ.記録に残す
- 会議録として明確にしておく
- 会議録によって、どのようにケア内容が決定したのか振り返り、理解することができる
- 記録に残し、いつても共有できることが必要
第4節 個別サービス計画との整合性を確認することの重要性
Ⅰ.個別サービス計画の確認
(1)実行に移す
- 居宅サービス計画は協議後に利用者・家族の承諾を得て、計画に沿ったケアが提供される
- 個別サービス計画は、各サービス提供事業所が利用者に同意を得た上で実行に移される
(2)矛盾点の確認
- 実行に移してもらうには居宅サービス計画と個別サービス計画の内容に整合性が必要
- 個別サービス計画の適切な実施にて短期目標が解決される
- 居宅サービス計画では、大枠で示されることが多いため、具体的内容の説明が必要となる
(3)個別性の確認
- 個別サービス計画は、短期目標にそって役割分担されており、画一的なものではない
- 短期目標に沿って個別サービス計画が立てられ実施されているか担当者会議にて行われる
- サービス担当者会議において十分意見交換することが大切
Ⅱ.効果を確認する
- モニタリングを目的としてサービス担当者会議は、居宅サービス計画の進行度を確認する
- 必要に応じて、変更や修正の必要性等を意見交換していく
- ケアを提供している中での問題は、居宅サービス計画全体に影響を及ぼしている可能性がある
- サービス担当者会議は、問題解決及び解決を効率的に進めてくれる
重要点のまとめ
- 個人情報保護の意識が大切
- 会議目的が明確だと各自事前準備ができ、協議が活発になる
- 会議は、人数によって参加場所を、予定によって時間を適切に設定する必要がある
- 開催案内はFAXやメール等、記録で残る方法で案内することが重要
- 居宅サービス計画に位置づけられたインフォーマルサポートメンバー関係者は必要参加者
- 所要時間は守ることは信頼の構築に関わる
- サービス担当者会議での発言は、参加したという意識を生み出し、良いチームを作る
- ケアマネは利用者の基本情報と居宅サービス原案を出席予定者に送付した方が良い
- ケアマネは会議のゴールと展開をイメージしておくのが良い
- 決定を左右するキーマンとなる人の発言タイミングを決めておくと協議が円滑に進む
- 目的によって専門職からの専門的見地を述べてもらうタイミングがある
- 利用者・家族の気持ちが表現できるようにケアマネは心がける
- 会議は記録に残し、いつても共有できることが必要
- 実行に移してもらうには居宅サービス計画と個別サービス計画の内容に整合性が必要
- サービス担当者会議は、問題解決及び解決を効率的に進めてくれる
〔参考文献:介護支援専門員実務研修テキスト作成委員会 一般財団法人 長寿社会開発センター 七訂 新カリキュラム対応 介護支援専門員 実務研修テキスト 上巻 p513〜p526〕
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