p499〜p512
ケアマネオンライン研修時、「読み込んでください」と言われる実務研修テキストの内容の
箇条書きで超訳します。(箇条書きになっていない部分を)
要約ではなく、超訳です。全ての文を箇条書きに変更しているため、文章に個人的解釈が含まれ、表現変更部分があります。
第1節 サービス担当者会議会議の意義と目的
Ⅰ.目標の確認と役割の明確化
- サービス担当者会議では、総合的な援助を方針を決定する
- 利用者・家族の意向を踏まえたサービスの目標の理解を参加者全員で理解する
- 利用者の生活ニーズに対応した支援を行うにはケアチームを形成することが重要
- 早い時期にケアチームメンバー全員が共通の理解をし、チームアプローチを促進することが良い
(1)方向性を定める
ⅰ.最終的にどこに向かうのか共通意識
- チームケアには、目標を共有することが必須
- ケアマネと各専門職と利用者・利用者家族が情報共有することで各サービスが連動性を持つ
- ケアマネの計画のエビデンスは専門職からそれを得る事で明確化する
- エビデンスのあるアセスメントを元に生活上を課題を共有し、ケア方向性が明確になる
ⅱ.方向性を明確化しない弊害
- ケアチームの考えている目標が一致しないことがある
- 最終目標を意識をチームで共有することは重要
- ケアチームメンバーが多くなると共有しては難しくなる
- ケアマネは言語化して共有を促す
- 特に利用者・家族が共通の意識を持つまで至ったかを確認することは重要
(2)アセスメントの共有
ⅰ.ケアマネによるアセスメント結果の共有
- ケアマネは的確にアセスメントし、利用者の生活ニーズを明確にする
- アセスメントした内容を利用者含めたチーム全員で理解・共有する
- 理解と共有で各専門職が関わる根拠が明確になる
- 根拠が明確になることで、居宅サービス計画がより安全に提供できる
- ケアマネのアセスメント結果が的確だと各専門職の発言によって裏付けられ、それを共有する
ⅱ.サービス提供事業所による支援方法の工夫
- 居宅サービス計画はサービス担当者会議前に出席予定者に原案として配布される
- ケアマネの考えと、利用者・家族の考えの不一致から同意に至らない場合がある
- 同意が得られない場合でも、担当者会議で専門職の発言から同意が得られることもある
- 具体的な方法が決まらない場合でも、会議の場で代替案が出る可能性がある
(3)居宅サービス計画の練り上げ
ⅰ.利用者の望む生活を達成するものへと練り上げる
- サービス担当者会議参加する専門職からの専門的意見を持ってサービス計画は練り上げられる
- サービス担当者会議では、各専門職の意見交換をメンバー全員が共有できる
- 共有から理解の促進や疑問の解消ができ、会議は有効な場である
- 利用者・家族が理解できるように専門用語に注意することが必要
Ⅱ.説明と同意
(1)利用者・家族への説明と同意
- 居宅サービス原案について、利用者・家族に説明し、同意を得る
- 居宅サービス計画は利用者が主体的に実施していくもの
- 居宅サービス練り上げの過程で、利用者の自己覚知につなげることが重要
- ケアマネは利用者・家族が発言、意見主張のできる場面を作る
- 利用者自身の言葉によって主体性確保ができ、望む生活像が明確になる
(2)サービス提供事業所の担当スタッフでの説明と同意
- 説明と同意が必要なのはサービス提供事業所の担当スタッフも同様
- 居宅サービス計画の説明によって、役割が明確となりサービス提供内容と連動する
- 居宅サービス計画に関わる全ての人が重要であり、共通の目的があるという理解が重要
(3)専門的見地からの説明と同意
- ケアマネは、専門職に対し、医学的リスク管理について専門的見地からの説明を求める
- 家族含むケアチームがに対してどのような留意事項があるか明確にする
- 専門職の言葉はケアチームメンバーがリスクの視点と自覚を持ってもらうことにつながる
(4)説明と同意の相乗作用
- アセスメントの段階では利用者・家族の同意が得られないものもある
- ケアマネの考える今後の予測等を会議の場で共有し、全体で意識をしてもらう機会とする
- サービス担当者会議では、専門職の発言から利用者の本人の力が増進することがある
- 本人の力の増進は、説明と同意を進める一つの方法
第2節 チームアプローチを促進する
Ⅰ.サービス利用におけるチームアプローチの重要性
(1)関係者同士の顔合わせ
- 居宅サービス計画を支えるメンバーが一堂に顔を合わせられる場が担当者会議
- 関係者同士が顔を合わせることで、チームとしての意識が生まれ関係性が作られる
(2)連動性の確認
- サービス担当者会議では、専門職から注意事項を確認する
- ケアチームメンバーは支援内容と注意事項が明確になる
- 支援内容と注意事項とエビデンスの把握によって支援内容に広がりや工夫が生まれる
- 居宅サービス計画と個別サービス計画は連動するもの
- 各サービスの関係性を明確にすることがケア内容の根拠となる
- 役割を明確にするために必要な場がサービス担当者会議
- 居宅サービス計画における各立場と役割の関係性の理解によってチームアプローチ促進となる
Ⅱ.利用者中心の居宅サービス計画
(1)利用者・家族の安心
- サービス担当者会議で顔を合わすことは利用者・家族の安心につながる
- サービス担当者会議で疑問を解消することは安心を深め、信頼に発展する
- 協力者の存在が実感できると介護の孤独感は軽減する
(2)居宅サービス計画と生活のイメージ
- 居宅サービスを理解できると利用者・家族は生活全体をイメージできる
- イメージできると利用者・家族は生活を構築し直すことになる
- サービス担当者会議の場で利用者・家族の生活の変化イメージをチームで共有することが大切
- イメージの共有によって意見が出ることもあるが、意見交換も重要
(3)利用者・家族の自由と自立性
- ケアを受ける利用者の自由と自立性を重視した中で専門性を発揮することが専門職に求められる
- 居宅サービス計画は利用者を中心にチームで作り上げるもの
- 利用者・家族の参加によって強みが分かると「自由と自立性」が生まれる
- 居宅サービス計画の根拠が分かると自分の可能性を自分で判断し、新しい生活へつながる
Ⅲ.介護保険制度におけるサービス担当者会議
(1)居宅の運営基準上の規定
サービス担当者会議は法令遵守の面から実施する必要がある
ケアマネは、サービス担当者会議を開催することで
- 利用者の状況等に関する情報を担当者と共有する
- 当該居宅サービス計画の原案の内容について、担当者から、専門的な見地から意見を求める
と規定されている
(2)施設の運営基準上の規定
割愛
Ⅳ.ケアマネジメントプロセスにおけるサービス担当者会議
ケアマネジメントプロセスにおけるサービス担当者会議には以下の2の側面がある
(1)ケアマネジメントの一つのプロセス
ケアマネジメントプロセスは、概ね
- 本人の意向の確認(インテーク)
- アセスメント(課題抽出)
- 居宅サービス計画の作成
- 居宅サービス計画に沿ったケアの提供
- モニタリング
- 評価
から成り立つ
サービス担当者会議が居宅サービス作成の練り上げの過程という意味合いが強い位置づけ
(2)ケアマネジメントプロセスの中心に位置
- サービス担当者会議の十分な活用はプロセスにおいて求められるもの
- PDCAサイクルを回すようにケアマネジメントは繰り返される
- モニタリングや再アセスメントの際にサービス担当者会議は大きな効果を発揮する
重要点のまとめ
- 早い時期にケアチームメンバー全員が共通の理解をし、チームアプローチを促進することが良い
- チームケアには、目標を共有することが必須
- 利用者・家族が共通の意識を持つまで至ったかを確認することは重要
- 根拠が明確になることで、居宅サービス計画がより安全に提供できる
- 同意が得られない場合でも、担当者会議で専門職の発言から同意が得られることもある
- サービス担当者会議では、各専門職の意見交換をメンバー全員が共有できる
- 居宅サービス計画は利用者の主体的な言葉によって望む生活像が明確になる
- 居宅サービス計画に関わる全ての人が重要であり、共通の目的があるという理解が重要
- ケアマネは、専門職に対し、医学的リスク管理について専門的見地からの説明を求める
- サービス担当者会議では、専門職の発言から利用者の本人の力が増進することがある
- 関係者同士が顔を合わせることで、チームとしての意識が生まれ関係性が作られる
- 居宅サービス計画における各立場と役割の関係性の理解によってチームアプローチ促進となる
- サービス担当者会議で顔を合わすことは利用者・家族の安心につながる
- サービス担当者会議の場で利用者・家族の生活の変化イメージをチームで共有することが大切
- 利用者・家族の参加によって強みが分かると「自由と自立性」が生まれる
- サービス担当者会議は法令遵守の面から実施する必要がある
- モニタリングや再アセスメントの際にサービス担当者会議は大きな効果を発揮する
〔参考文献:介護支援専門員実務研修テキスト作成委員会 一般財団法人 長寿社会開発センター 七訂 新カリキュラム対応 介護支援専門員 実務研修テキスト 上巻 p499〜p512〕
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