マニキュアで明るくなる介護施設の日常!酸素測定の心配は?

時事  

参考記事:https://trilltrill.jp/articles/3819744

以下、要約

介護施設に勤務していたMさんが経験した出来事です。ある日、女性入所者のもとに来たお孫さんが、彼女の爪に淡いピンク色のマニキュアを塗り、その姿に他の女性入所者たちも興味を示しました。お孫さんは、希望する女性たちにも次々とマニキュアを施し、みんながニコニコと笑顔で嬉しそうにしていました。特に、認知症で興味を失っていた人や「家に帰りたい」と毎日泣いていた人もご機嫌になり、Mさんは驚きました。以後、施設で定期的に「オシャレの時間」を提案し、女性たちの笑顔を取り戻す場となりました。

佐藤
佐藤

あれ?介護施設でのマニキュアって、何か問題になるって聞いたことがあるような…

マニキュアとパルスオキシメーターの関係について

佐藤
佐藤

楽木さん、ちょっと教えて欲しいことがあるんですけど、介護施設で入所者の方がマニキュアを塗ってもらってすごく喜んでいたっていう話を聞いたんです。でも、パルスオキシメーターっていう機械がマニキュアを塗っていると使えなくなるって聞いたことがあって、それが少し心配です。実際どうなんですか?

楽木
楽木

良い質問ですね、佐藤さん。確かに、マニキュアを塗った爪にパルスオキシメーターを使うと、正確な酸素飽和度(SpO2)の測定ができなくなることがあります。これは、パルスオキシメーターが光を通して指先の血液中の酸素濃度を測定する仕組みになっているためです。マニキュア、特に濃い色のものや光を遮るタイプのものは、その光を通しにくくしてしまうんです。

佐藤
佐藤

じゃあ、マニキュアを塗ると酸素濃度の測定ができなくなっちゃうんですね。介護現場ではちょっと困るかもしれませんね。

楽木
楽木

そうですね。ただ、対策もいくつかあります。例えば、パルスオキシメーターを使うときは、マニキュアが塗られていない指を選ぶという方法があります。また、最近は爪ではなく耳たぶやおでこに取り付けるタイプのパルスオキシメーターもあります。こういった選択肢を活用すれば、マニキュアを楽しみながらも、必要な測定は問題なく行えます。

佐藤
佐藤

なるほど、それなら安心ですね!でも、もしマニキュアを塗った全部の指で測定が必要になったら、どうすればいいんでしょうか?

楽木
楽木

その場合は、マニキュアを除去する必要がありますが、介護施設では剥がせるタイプのマニキュアを使うと良いでしょう。除光液を使わなくても簡単に落とせるので、入所者さんの健康管理を優先しながらも、オシャレを楽しむことができます。施設によっては、こうしたタイプのマニキュアを積極的に取り入れているところもあります。

佐藤
佐藤

剥がせるマニキュアなら安心して楽しめますね!入所者の方々も気分転換になっていいですね。

楽木
楽木

そうですね。オシャレを楽しむことは、精神的な健康において大切なことです。特に高齢者の方々にとって、自分の外見に気を使うことは、自己肯定感の向上にもつながります。介護現場では、こうしたちょっとしたオシャレの時間が、入所者の生活に彩りを与える素晴らしい活動になることも多いでしょう。

佐藤
佐藤

勉強になりました。ありがとうございました、楽木さん!

楽木
楽木

どういたしまして!介護現場では、入所者さん一人ひとりの気持ちや健康に配慮しつつ、喜んでもらえる活動を提供できるといいですね。

パルスオキシメーターとは?

パルスオキシメーターは、血液中の酸素飽和度(SpO2)を非侵襲的に測定する医療機器です。一般的には指先に装着して使用しますが、測定方法は、赤外線を指先の血管を通して流れる血液に当てることで酸素濃度を測定する仕組みです。これにより、血中の酸素濃度が低下していないかをチェックすることができ、呼吸器や心臓の状態を監視する際に重要な役割を果たします。

また、最近では耳たぶやおでこで測定するタイプのパルスオキシメーターもあります。これらは、指にマニキュアや装飾が施されている場合や、指先の血流が弱い場合にも有効です。特に、介護施設や医療現場では、状況に応じてこれらのタイプを使い分けることで、スムーズな測定が可能です。

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